何年か住んでいるとユニットバスの目地部分のコーキングにカビが生えてきたり
劣化によりコーキング材にヒビが入ってきたりします。
そのまま放っておくとカビなら健康に悪いですし、ヒビならそこから水が出て
内部の金属部分にサビや木材の腐りや内部は湿気も抜けにくいのでカビが蔓延したりなど家の寿命に関わってきます。
DIYの中では比較的敷居が低いコーキング作業の手順をご紹介します。
バスタブと壁材の間がコーキングされているかと思います。
我が家ではややカビが発生していました。
まずはバスタブ側と壁際側それぞれの縁ギリギリをカッターで切っていきます。
施工したい場所を一通りカッターで切り終えたら次は剥がしの作業になります。
新しめのコーキング材ならスーッとちぎれずコーキング材が剥がれていくのですが
年数の経ったヒビ割れしたコーキング材は少し根気がいるかもしれません。
我が家では比較的ラクにコーキング材を剥ぐことができました。
ある程度剥いだら少しキワに残っていると思いますのでこれをカッターの切れ刃じゃない方やヘラ等で出来るだけ綺麗に取ります。
ここを綺麗に取ることで後々コーキングをしてもカビなどによる劣化を抑えることが出来ます。
カッターの刃の方で作業してもいいんですが、刃を滑らすとバスタブや壁材に傷を入れてしまいますので気をつけてくださいね。
ある程度綺麗に取れました。
これぐらいになればコーキング材を打っても長持ちします。
少し遠目から撮った写真です。
後はコーキングをしていく作業になります。
コーキングガンを使用して作業をしていきます。
作業のポイントとしては先端部分をカッターやハサミ等で斜めに切ることにより作業がしやすくなります。
水平に切ると隙間にスライドさせながらコーキングを出す時に先端部分にコーキングが詰まってしっかりと流し込めないんです。
非常に重要なことですが、シリコンシーラントは必ず防カビタイプを使用してくださいね。
これじゃないと一瞬でカビます。
カラーは何種類かあるので自分の浴室に合ったカラーを使用しましょう。
コーキングガンは高い方がコーキングを出す時に引っかかりが無くて作業しやすいのですが
これぐらいの値段の商品で正直十分使えます。
初心者の方は目地部分の均しにコーキングヘラを使えば美しく作業することが出来ます。
指で均すことも出来ますが、実際触るとベトつきも酷いのでヘラでの作業を推奨します。
我が家は家にあると思ってたら前に使い切ってたみたいで今回は使用していませんが
コーキング材を必要な場所だけに綺麗に塗布するために必要です。
マスキングテープを使用してスッと剥がせば必要な部分だけコーキングをすることが出来ます。
慣れていない人は必ずやった方がいいと思います。
わかりづらいですがコーキングを流し込んでいます。
私は指でコーキング材を均しましたが、ここでヘラを使用すればさらに均一に綺麗な面が出ます。
こちらも流し込んだ後に指で均しています。
バスタブ周りの作業だけならこれで終わります。
私は続いてエコキュートの浴室リモコンも上部コーキング部がやや剥がれて内部に浸水してそうな気がしたので剥がす作業に入りました。
実作業は同じようにコーキングを剥がして打ち直しするだけです。
東芝のエコキュート【ESTIA】は下部に取り外し部分があったのでそこに入るマイナスドライバーを使用しました。
このリモコンのタイプは下から内部の爪を押し上げて爪から本体を外すタイプでした。
各社タイプによってどこから外すかは違うので実機の構造をよく観察してみてください。
そして外したらなんか内部が茶色いんですよね?
ここは金属が通ってないのでなんで茶色いのかなと思ったら・・・
なんか右側のネジ部・・・
ネジ錆びてるやん。。。
ということで家にあったステンレスビスを使用して止め直しました。
全く数年でこんな状況・・・施工主は・・・と思いながら作業を進めていました。
後は同じようにコーキングを流し込んで
綺麗に均して終了です!
後は固まるまで放置するだけです。
表面が乾燥するまでに最低半日ぐらいで気温が下がれば固まるのが遅くなります。
表面さえ乾燥すればある程度は水がかかっても大丈夫なので、朝から作業を進めれば夜にはお風呂には入ることは出来ます。
ただあんまりジャバジャバ施工部に水をかけるのは念の為控えておきましょうね。
空気に触れない内部まで完全に乾燥するのは厚みや気温などによりますが3日~1週間ぐらいはかかります。
お風呂を使っては駄目というわけではないので、新しい綺麗になった目地部で気持ちよくお風呂に入りましょう!
最悪なにか水漏れ等の問題が起こったとしてもこの作業で慣れたと思うのでもう一度落ち着いてコーキングをやり直しましょうね。
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